2013年9月1日日曜日

HOTサンダルプロジェクトに参加してきました


こんにちは、今回の卒業展示で代表をさせていただいております、坂田恭平と申します。
今回こちらで初めて記事を書かせていただいております。


 
 

私は夏休み中ずっと、西日本の方にいました。

青春18切符で倉敷、高松を中心に行われている瀬戸内国際芸術祭、広島県にある熊野の筆の里工房、大阪、そして名古屋で開催されている、あいちトリエンナーレなど様々な場所に行ってきましたが、今回の目的は香川県丸亀市の塩飽広島の島々で開催された「HOTサンダルプロジェクト」という、学生向けのアーティスト・イン・レジデンス(滞在制作)の参加です。

これは丸亀市の塩飽諸島である本島、塩飽広島、手島、小手島に一ヶ月ちかく滞在し、その場所や人に触れながら制作をする企画で、今年で2回目を迎えます。
私は瀬戸内国際芸術祭2013秋会期の開催地でもある本島に滞在しました。

島での生活はあっという間でしたが、1日1日の時間をとても濃く、そしてゆっくりで、まるで子供の頃に戻ったように、今まで忘れていたものを少しずつ思い出していくような日々でした。

土砂降りの蝉の声と、カンカンと照りつける太陽の中、真っ赤に日焼けするまで海を泳いで、釣りをして、自転車を漕ぎながら風を全身に浴び、夜には星空と流れ星、夜光虫の光はまるで宇宙にいるみたいで、普段では経験できないことをたくさんしました。
こんなに自然と大いに遊んだのは一体何年振りだろうと、何も考えずにひたすらに身体が動くまで、感じるままに過ごしました。

自分の細胞の1つ1つが海を、山を、風を吸収していくようで本当に気持ちよかったです。

制作も、こんなに純粋に「描きたい」「表現したい」という欲望に忠実になって制作できたのは久しぶりで、自然と笑みがこぼれ画面とひたすらに対話できたのは本当に楽しかったです。
もっと時間をかけたかったのが正直なところですが。。。


今回の旅で、実際に肌に触れ感じたこの感覚を、本当に忘れないようにしたいです。
色々と言葉にしたい気もしますが、この衝動を作品にぶつけられればと思います。



代表・坂田恭平


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